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公益社団法人日本口腔インプラント学会

近畿・北陸支部

支部長 阪本貴司

国民から信頼される歯科治療を目指して

 公益社団法人日本口腔インプラント学会 近畿・北陸支部のHPをご覧いただきありがとうございます。本学会の会員数は16000人を超え、歯科の学会では最も多くの会員を有しています。その中で、我々の近畿・北陸支部は、関東甲信越支部に次ぐ2番目に多くの会員が所属しています。近畿・北陸支部とは、大阪・京都・兵庫・和歌山・奈良・滋賀の近畿圏と福井・石川・富山の北陸3県を合わして、構成されています。

 本学会の目的は、患者さんへの安全な歯科インプラント治療の提供、それらに関する学術研究活動、国民への広報および啓発活動であり、国民から信頼される歯科治療の構築を目指して日々活動を続けています。歯科インプラント治療は、一度失った歯を再び取り戻すことが可能な、機能回復治療として広く認知されています。その一方で、どこで治療をすればよいのか、専門の先生はどのように探すのか、費用は、など様々な疑問や質問も少なくありません。現在、患者さんが身近で安心してインプラント治療を受けることができるように、インプラントの専門医を学会HPにて公開しています。また患者さんからの相談窓口やインプラント治療の説明なども学会HPから閲覧できます。

(学会HPはこちらから)

 長く続いたコロナ禍では、多くの国民が精神的にも経済的にも疲弊をいたしました。その中で、口腔の清掃や健康が、全身におよぼす様々な影響についても知られるようになりました。口の中を清潔にすることが、コロナなどの感染予防につながることも広く周知されました。糖尿病、認知症、脳梗塞など、健康寿命にまでも影響を及ぼすことも知られています。そして失った歯の数が多いほど、これらの疾患にかかりやすいことも分かってきました。インプラント治療で失った歯を改善することで、リスクを軽減することができます。現在、高齢者の約5%がインプラント治療を受けているとも言われています。今後も、ますますインプラントは、全身の健康と密接に関連する治療として認知され、歯を失った国民にとって、有効な歯科治療の重要な選択肢となります。

 今後も「国民から信頼される歯科治療を目指して」、歯科最大の学会である公益社団法人 日本口腔インプラント学会が歯科医療をリードしてゆく所存です。最後になりますが、 近畿・北陸支部の会員の先生方には、 本学会活動へのご理解とご協力よろしくお願いいたします。

2022年6月20日